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廃線跡・鉄道史跡
京釡本線案内
京釡・京義・安奉線の優等列車
1932(昭和7)年の満洲國の成立で大陸の治安が一時的ではあったが回復に向った頃の1933(昭和8)年4月、時刻改正で大幅な時間短縮が実現した。下関−新京間で最大5時間 50分も短縮した。この改正では関釜連絡船の昼行便に接続 した釜山−奉天間急行「ひかり」が誕生した(京釜夜行)。 更に1934(昭和9)年11月、東海道線丹那トンネルの開通によ る東京−下関間の時間短縮を受けての時刻改正が行なわれ 「ひかり」は満洲國の首都新京まで延長され、関釜夜行便 に接続した釜山−奉天間急行「のぞみ」が増発された(安奉夜行)。この「ひかり」・「のぞみ」には開放型デッキの展望一等寝台車が連結され30時間にもわたる長旅を優雅なものにしていた。
京釡・京義・安奉経由
優等列車
特急”あかつき”の展望車    鉄道ファン '63/5月 より (上)
韓国鉄道博物館の保存車両、ラテンイ1に似ているが違うかもしれない。(下)
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京釜・京義・安奉経由優等列車(2)
優等列車(2)
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朝鮮鉄道略図
京釡・京義・安奉経由
欧亜連絡
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この展望車(テンイネ3)は大韓民国成立後大統領専用車として生き残り現在は ソウル近くの鉄道博物館に保存されている。1936(昭和11)年の金剛丸の関釜航路への就航に 合わせて同年12月時刻改正が行なわれた 際、朝鮮初の特別急行列車「あかつき」が釜山 −京城間に設定された。この「あかつき」は鮮鉄が独自に開発した列車単位で流線型構造とし た軽量客車を用いて運転され、「ひかり」などの急行に対して釜山−京城間を1時間以上も短 縮した。この列車の最後部を飾ったのは高速列 車にふさわしい密閉型の軽量展望車(ラテンイ1)で あった。1938(昭和13)年10月の改正では関釜夜行便に連絡して釜山−北京間の急行列車が設定された。また釜山−奉天間の急行だった「のぞみ」が新京まで延長された。
優等列車(2)
 
急行”ひかり”、”のぞみ” に使われた展望車 テンイネ3型  (右)朝鮮旅行案内 朝鮮総督府鉄道局発行 昭和9年 より
(左)韓国鉄道博物館に保存されている
 
 
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