ウスリー鉄道の最重要中間駅
ウスリー鉄道はシベリア横断鉄道の一部として、1897年全線のウラジオストック−ハバロフスク間が開通した。現在のシベリア横断鉄道は、この先アムール鉄道を経由してバイカル湖に抜け欧州をめざすのであるけれども、シベリア鉄道全通当時(1903年)は、このウスリースクから西に進路をとり、哈爾賓経由の東清鉄道が欧州行きの唯一の経路であった。アムール川の北側ロシア領を走るアムール鉄道は1916年まで開通してなく、ウスリースク−ハバロフスク間はウスリー鉄道本線といえども行き止まりの支線のようなものであった。今でもウスリースクからの線路は真直ぐなのがハルビン方面、右にカーブするのがハバロフスク方面である。
又現在では、此処ウスリースクから北朝鮮方面の鉄道も分岐している。
(2000年9月訪問)