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郷愁編(通票閉塞)
通票閉塞
福島臨海鉄道
泉駅
小名浜からの列車が泉の場内信号機を通っていく。往路の最終列車となる回送列車である。
特設乗降台から乗客が乗り込む。運転士にタブレットが渡される。
発車!
小名浜
福島臨海鉄道は1972年旅客を廃止し、貨物専業鉄道として営業を続けている。
しかし、2004年8月7日久しぶりに旅客列車が走った。小名浜花火観客輸送の臨時列車である。1997年12月21・28日に上野駅から常磐線経由で小名浜行きの旅客列車が走ってから6年半ぶりとなる。
 そして、2005年もまた花火のための臨時列車が8月6日に走った。その日は、常磐線の踏切事故でダイヤが大幅に乱れ、特急列車で2時間以上、普通列車や貨物列車ではそれ以上の遅れが生じた。それでも臨海鉄道は貨物列車に大幅なダイヤ変更が行われたが、花火臨時列車は定刻どおりの運行を行った。
 
この鉄道、前進は小名浜馬車軌道会社といい、1907(明治40)年12月の開業である。軌間は762ミリの軽便軌道で、1916(大正5)年には別会社の岩城海岸軌道が小名浜−江名を開業、1917年には泉−小名浜−江名が岩城海岸軌道に統一された。ところが1936年に小名浜−江名の免許取り消しによってバス転換、泉−小名浜も経営不振のため廃止寸前の状況であったが、1937(昭和12)年、日本曹達(株)の子会社の日本水素(株)が宮下に工場を建設、貨物の輸送のために岩城海岸軌道の経営に乗り出し、1939(昭和14)年、1067ミリ軌間の地方鉄道の小名浜臨港鉄道として再出発した。一旦はバス転換された小名浜−江名は1953(昭和28)年江名鉄道として復活したが結局1967(昭和42)年3月廃止された。同年、小名浜−泉も第三セクター方式の福島臨海鉄道となり、1972(昭和47)年9月30日旅客営業を廃止している。
小名浜からの貨物列車が泉の場内信号機を通っていく。
列車の泉駅到着で場内信号が定位も戻る。
泉駅の場内信号
通票閉塞機は2台、赤は宮下駅との閉塞で午前中に使用され、青は小名浜との閉塞で午後からの閉塞併合時に使用される。(許可を得て撮影)
宮下
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