Paris Gare du Orsay, Austerlits

オーステルリッツ駅　Gare du Austerlits
1835年に貨物用の鉄道として開業したオルレアン鉄道は、1843年にルーアン線、オルレアン線の開業とともに旅客営業を開始した。オーステルリッツ駅の前身はヴァリュベール広場(Place Valhubert)に1840年にできたものであり、現在の建物は1870年に完成した。

オルセー駅　Gare du Orsay
オーステルリッツ駅がパリの中心地から遠く不便なことから、オルレアン鉄道は1900年のパリ万国博覧会へ向けてセーヌ川に沿って更に市街部に入り込んだ場所に新しい始発駅の設置を決め、オルセー駅が1900年に完成した。地上と地下の2層構造の始発駅であったが、1939年列車の長編成化の影響で地下部分を除いて廃止され、始発駅は再びオーステルリッツ駅に戻った。地上部分はその後ホテルの営業を続けていたが、1986年よりオルセー美術館として再利用されるようになった。地下部分はアンバリッド駅とレールが繋がりヴェルサイユ方面との直通列車も走る国鉄地下鉄区間の途中駅として今も活躍している。