Liverpool St. Sta.
リバプール・ストリート駅
ロンドン市街のシティー区のターミナルで最も大きな規模のものである。グレート・イースタン鉄道のターミナルで、ケンブリッジ、リンカーン及び東部地方に向かう列車が発着する。オランダのフック・ファン・ホランド(Hoek
van Holland)への連絡船の出るハリッジ(Harwich)への連絡列車が出るのもこの駅である。
もともとのロンドンのターミナルはショアディッチ駅といい、ちょうどビショップス・ゲート駅の片隅にあったという。イースタン・カウンティーズ鉄道は1839年ここから北東に路線を延長していった。1862年には周辺の鉄道と合併してグレート・イースタン鉄道になり、ターミナルもショアディッチからビショップス・ゲート駅になっていた。しかし、さらに市街に入り込んだところに終着駅を設置して乗客増を狙うため、現在のリバプール街駅を1875年に開設した。この場所は、1665年のペスト大流行の時の共同墓地があったところである。