Charing Cross Sta.
Canon St. Sta.
チャリングクロス駅 キャノンストリート駅
ロンドン・ブリッジ(London Bridge)駅を起点としていたサウスイースタン(Southeastern)鉄道は、テムズ川を渡ってさらにロンドンの市街部へ乗り入れる延長線を建設し、チャリング・クロス(Charing
Cross)駅を1864年、さらに金融経済の中心地域のシティー地区への乗り入れのために、キャノン街(Cannon Street)駅を1866年に開業した。両駅ともに大きなアーチ型のトレインシェッドがあったが、現在ではキャノン街駅は近代的なビルに建替えらた。チャーリング・クロス駅はホームの上にオフィスビルが建築されが、駅正面建物とと併設されていたホテルは開業当時のままである。
1865年には、この区間の途中でウォータールー駅のそばを通るので、本駅のコンコースを突き抜けて渡り線が作られ、ロンドン・アンド・サウスウエスタン鉄道と列車の乗り入れが可能となった。
一方大陸連絡のドーバーへの乗客をSERと競い合っていたロンドン・チャッタム・アンド・ドーバー(London,
Chattam & Dover)鉄道が1864年に開通させたシティー地域を通ってロンドン市街部を南北に横断する路線がこの区間で交差するので、1878年、ここに渡り線を設けて地下鉄のメトロポリタン線、キングス・クロスからグレート・ノーザン鉄道、セント・パンクラスからミッドランド鉄道に乗り入れが可能な線路配置になった。