明治29年、大阪商船会社において命令航路が開かれて以来、基隆・高雄の両港の設備の進歩と共に、多くの航路が開かれるようになった。
内地台湾の大動脈は、大阪商船と日本郵船による 阪神-門司-基隆線 であり、中国大陸との間には、香港、上海、広東、天津、大連、朝鮮との間には、仁川、清津 などを結ぶ航路があった。
また、横浜-南洋線の途中寄港地でもあった。
大連に本社を置く 大連汽船 は、基隆・高雄と大連を結ぶ貨客船(山東丸 3235総トン、山西丸 3235総トン)を配し、月3回の定期運行を行っていた。
大連汽船
大連・基隆・高雄線
大連汽船社旗
絵葉書から
大連汽船航路図
(大連汽船航路案内より)
大連-基隆・高雄線時刻票(昭和9年)
大連-基隆・高雄航路案内
(大連汽船航路案内より)