Dunkerque ダンケルク
ロンドン=パリの車両航送ルート
北部鉄道(Chemin de Fer du Nord) がパリ北駅から英仏海峡に向けて建設を開始し、1846年には リール(Lille)、1847年にはアミアン(Amiens)、ベルギーのゲント(Gent)、1848年にはカレー(Calais)、ブローニュ(Blulogne)、ダンケルク(Dunkerque)に到達した。
1927年 ダンケルク−ロンドン間にティルビュリ(Tilbury)経由の ロンドン・ミッドランド・スコティッシュ鉄道(LMS)の旅客ルートが開設されていたが、1936年からは サザン鉄道(SR)の車両航送船での寝台車の航送が始まった(ティルビュリ便廃止)。ダンケルクの陸側車両航送設備は既存の マリティーム駅の隣の区画に作られ、マリティーム駅も移設された。車両航送のナイトフェリーは1980年に廃止されるが、ドーバー−ダンケルクの夜行便は残され、マリティーム駅もその接続駅として使われ続けていた。現在は港湾の改築で陸地自体の形が変わりマリティーム駅の痕跡はほとんどなくなってしまった。
←わずかに残る路面軌道 1999年
車両航送時代のマリティーム駅
初代のマリティーム駅
ダンケルク・ヴィル駅
初代のマリティーム駅 絵葉書
ダンケルク・ヴィル駅 1999年
ダンケルク・ヴィル駅 絵葉書
トーマスクック 1965年2月
地図:1995年測量 1:25,000
Zeebrugge