Roosendaal
ローゼンダール
1852年、ベルギーとオランダの間を結ぶ国際鉄道の建設が両国間で合意され、1854年にアントワープ=ローゼンダール=エッテン・ルール(Etten-Leur)に国際鉄道の最初の区間が開通した。ローゼンダールからロッテルダムに向かう鉄道は、1855年5月に、ローゼンダール=ムールデイク(Moerdijik) までが開通し、ここからロッテルダムへはフェリーの連絡であった。ムールダイクに橋が完成して、ロッテルダムまで鉄道で結ばれるのは1872になってからであった。1880年にはローゼンダール=ブレダ間の路線が開通して、ベルギー国境のローゼンダールの利用客は増えて行く一方であった。手狭になった駅舎は 1907年に建て替えられ、税関、郵便局などを備えた国境駅としての堂々とした駅舎となった。プラットフォームは2面、3線の旅客設備ではあるが、400メートルのプラットフォームの長さ、ホーム中央には渡り線があり、合計6列車の発着が独立してできる構造であった。1944年には第二次世界大戦での爆撃により、中央玄関が破壊され、1949年に修理がされた際に、簡素な中央玄関となってしまった。