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Etoile du Nord 北極星急行
パリ ブリュッセル アムステルダム間の優等列車
欧州大陸
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<第二次世界大戦前>
 1846年、パリ=ブリュッセル間の鉄道が、ヴァランシエンヌ(Valenciennes)、モンス(Mons) 経由で開通した。このときの所要時間は12時間半、1858年1月1日には、サン・カンタン(Saint Quentin)経由の路線が開通した。1905年の時刻表では、サン・カンタン経由で4時間、ヴァランシエンヌ経由で7時間半程度の所要時間である。1927年には ワゴン・リ社 による プルマン専用列車 (Pullman Car Trains) で、エトワール・デュ・ノール (Etoile du Nord, North Star, 北極星)が、パリ=アムステルダム間に設定され、プルマン専用列車2本目の オワゾ・ブルー (Oiseau Blue, Blue Bird, 青い鳥)が、1929年、パリ=アントワープ間に設定され、1937年にはアムステルダムまで延長されている。
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右:1939年時刻表 TomasCook
ポスタCIWL125より 上: 1927年 下: 1939年頃
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1963年には、パリ=ブリュッセル間に 臨時増発列車として ブラバン (Brabant) が設定されが、この列車は 1963年5月26日からフランスの気動車で運転を開始し、同区間の電化が完成したため 1963年9月1日からは3電源式機関車(BB30000)に牽引される客車列車として試行運転されることになった。 1964年には、先の3列車も、電気機関車牽引の客車列車に置き換えられた。ヨーロッパの大幹線を走り続けて20年、1984年にはそれらは廃止され、現在は高速新線を利用する タリス が役割を受け継いでいる。
右下: フランス国鉄気動車 X-2700型 パリ北駅にて イル・ド・フランス  右:オランダ国鉄気動車 DE4型 (写真で楽しむ世界の鉄道 ヨーロパ3 交友社 1965)
時刻表: 1960年 Thomas Cook
<第二次世界大戦後 >
 1957年6月2日、ヨーロッパに新しい国際特急列車(TEE)が誕生した。1等車だけの編成で日帰り旅行の利用者をターゲットにした優等列車であった。 パリ=ブリュッセル=アムステルダム間の幹線には、「エトワール・デュ・ノール (Etoile du Nord)」が、「イル・ド・フランス( Ile De France) 」 とペアを組んで パリ=アムステルダム間、そして途中、パリ=ブリュッセル間には 「オワゾ・ブルー (Oiseau Blue)」 を加えて、3往復の運転であった。3カ国にまたがるこの路線を直通する 欧州特急(TEE) には新製ディーゼル動車が投入され、オランダ・スイスの気動車が、「エトワール・デュ・ノール」 と 「オワゾ・ブルー」 に使用され、フランスの気動車が 「イル・ド・フランス」 に使用された。また、「エトワール・デュ・ノール」の混雑緩和のためパリ=ブリュッセル間の続行運転列車として 「第二・エトワ−ル・デュ・ノール」が、1958年から繁忙期に限り、フランスの気動車を使用して運転が開始された。
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Etioile du Nord
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