Basel Badisher Bahnhof
バーゼル・バディシャー駅
マンハイム(Mannheim) を起点に、ハイデルベルグ(Heidelberg)、カールスルーヘ(Karlsruhe)、フライブルグ(Freiburg) を経由する バーデン大公国のバーデン本線(Badische Hauptbahn) が、スイス連邦と合意して設けた バーゼル(Basel)の終着駅が、バーゼル・バディシャー駅(Bssel Badischer Bahnhof)で、1855年にハルティンゲン(Haltingen)からの路線の開通とともに開業している。開業時の仮駅舎は、1862年に正式な駅舎にたてかえられ、1873年には、ライン川橋梁の完成により、バーゼルのスイス国鉄駅への乗り入れが開始された。1913年には、駅の場所移転を含む高架化が行われ、バディーシャー駅は現在地に移された。
バーゼル・バディシャー駅 (Basel Badisher Bahnhof)
上:絵葉書、写真:2010年8月撮影
地図:Baedeker Switzerland 1905(上), 1928(下)
開業時より今日に至るまで、バーデン大公国とスイス国が締結した協定により、駅構内はドイツの関税領域でドイツ国内駅と同じ扱いが続けられている。2008年のスイスのシェンゲン協定加盟までは、乗降ホームと駅舎ホールの間で、パスポートコントロール検査が行われていた。