黄金時代の鉄道をめぐる旅
産業革命後、蒸気機関を主力として、鉄道・船舶の技術が大きく発展し、20世紀初頭までの約百年間に莫大な路線延長の鉄道・航路網が形成された。帝国主義の領土拡大と経済発展を支えたインフラとして旅客・物資輸送網は、2つの世界大戦の間の短い平和なときにその最盛期を迎えた。そして今日、ガソリン自動車とジェット旅客機の発展、国家間の境界の変更や人や物の流れの変化よって、鉄道や航路はもはや長距離旅客輸送の主役ではなくなってしまった。
当時の絵葉書や旅行案内はそんな黄金時代を思い浮かべさせてくれます。そんな資料を携えて、現代に残る駅舎や廃線の跡、車両や施設などを見つける旅にでました。その記録を紹介していきたいと思っています。
<須藤康夫> 2004年2月開設
2018年11月4日 更新
2018年6月17日 更新
2016年4月2日 更新
2014年11月16日 更新
百年の鉄道旅行