Lille

　リール(Lille)に鉄道がしかれたのは、1846年であった。北部鉄道(Chemin de Fer du Nord) はパリの北駅から建設を開始し、1846年にはリール(Lille)、1847年にはアミアン(Amiens)、ベルギーのゲント(Gent)、1848年にはカレー(Calais)、ブローニュ(Blulogne)、ダンケルク(Dunkerque)に達している。
　現在、リールには鉄道駅が2つある。古くからの駅はリール・フランドル (Lille Flandres) 駅で、1846年の鉄道敷設のあと、1869年から1892年にかけて作られた駅舎で、古いパリ北駅の建物を移設したものだという。
新しい駅は英仏海峡トンネルへの新線上にあるリール・ユーロップ (Lille Europe)駅で、1994年に開業している。新駅の開業と同時に古い駅はリール・フランドル駅と改称されている。

リール・フランドル駅　
上左：　在来線の駅で 1892年に完成した駅舎が残っている。もともとはパリ北駅の建物を移築したものらしい。上：正面　1999年、右上・中：駅内部　1999年、右下：1900年ころの駅頭　絵葉書