Detroit Brush Street station

グレートウエスタン鉄道が、カナダ側のウインザー(Windsor)に到達したのが1854年、その頃から川を渡って、米国側デトロイト(Detroit)に連絡船が通っていた。1882年には、グレートウエスタン鉄道がグランドトランク鉄道に買収され、連絡船の新造がなり、1884年に車載連絡船ランゾウン(Lansdowne) が建造された。ライバルのミシガンセントラル鉄道が、1913年に川底国境トンネルを開通させた後も、連絡船輸送を1970年代まで継続させていた。

Brush Stree Station が再開発地域となり、1970年代に残っていた通勤列車は高層ビル手前のターミナル発着となった。列車はなくなったが終着駅は残っている。（1992年撮影）

カナダ側　ウインザーの操駅跡は駐車場となったが、連絡船の可動橋が残されている。（1994年撮影）

1884年建造の車載連絡船 Lansdowne は引退後、デトロイトで水上レストランとなっている。甲板にはミルウォーキー鉄道からカナダ国鉄に移ったスカイトップラウンジが載っている。（1994年撮影）

1937年　カナダ国鉄・グラントランク鉄道時刻表からシカゴ-ハリファックス間時刻表と路線図
デトロイト発のカナダ東部行き列車は車載連絡船で国境を渡る