Newark CNJ

ニュージャージー中央鉄道(Central Railroad of New Jersey) は、1836年エリザベスポート＝エリザベス間の開通から始まり、順次西へと路線を延長し1852年にはペンシルバニア州と対峙するフィリップスバーグ(Phillipsburg)に到達した。その先は、リハイ・コール・ナビゲーション会社(Lehigh Coal & Navigation Co)によって建設され、1866年にはウィルクス・バレ(Wilkes-Barre)に達し、1871年にはCNJにリースされている。1888年までに路線はすくラントン(Scranton)に延長された。
南に向かっては、ポート・マウス(Port Mouth) からの
路線をベイサイド(Bayside)まで1871年に開通させたニュージャージー・サザン鉄道(New Jersey Southern)が、1879年にCNJの資本傘下に入り、エリザベスからのニューヨーク・ロングビーチ鉄道(New York & Long Beach RR)を介して、1881年にCNJと接続された。
ニューヨークへの連絡は、当初はエリザベスポートからのフェリー連絡をしており、1864年８月２日、エリザベスポートからジャージーシティーへの路線が開通して、しかし、ニュージャージ州第一の都市であるニューアーク(Newark)は、CNJのルートからは外れるためジャージーシティーとの間を最短経路で結ぶニューアーク・ニューヨーク鉄道が、1869年7月23日に開通、CNJの本線への連絡線ニューアーク支線がエリザベスポート＝ニューアーク間に 1872年6月7日に開通した。
ニューアークのCNJ駅は、ダウンタウンのブロード街に置かれ、一時は４線発着の停車場で、ジャージーシティー行き、エリザベス行きの列車がそれぞれ30分間隔で発着していた。1960年代になって、PATHが開通してこの直接ルートの必要性もなくってきた。ジャージーシティーのCNJ駅と連絡船は 1967年4月30日を以って廃止され、CNJの列車はペンシルバニア鉄道のニューアーク駅を始発終着駅に変更された。