Metz
メッス
メッスの町の最初の鉄道駅は、1850年、城壁の外に折り返し式の駅として設けられた。この地が普仏(プロイセン・フランス)戦争の結果ドイツに割譲された年の翌年、1872年、最初の木造の駅舎は火災で焼失し、1878年には石造りの駅舎が作られた。1908年には市街部の東を通る路線とその途中に通過式の新しい駅が建設され、廃止された古い駅は鉄道事務所となっている。1908年に完成した新駅舎は、ドイツ・ロマネスク様式の傑作として知られている。
地図 左: Baedeker (Rhine 1903年版 より) 右: Baedeker (Rheinlande 1912年版より)
もともとは、市街部の南側に終端式の駅舎があり、1908年に市街の東を貫く路線が開通し、駅もこの路線上に移された。
メッス駅
ドイツがこの地を治めていた時代に建設された、ドイツ・ロマネスク様式の駅舎である。
階上の駐車場が作られたプラットフォームは少々暗い感じになってしまったが、駅舎自体は建築当時の様子を残している。(2010年8月撮影)