<渡り鳥コース (Bird flight line)>
ドイツ=デンマーク間の連絡ルートは、西側物資の輸送力確保のため、1951年からグローセンブローデ=ゲーザー間に新しい連絡船ルートが開設されていたが、
フェーマン島を経由する「渡り鳥コース」」が1963年に完成し、連絡船との接続駅はプットガルテン(Puttgarden)、デンマーク側の連絡船接続駅はロービュ(Rodby)
の新しい設備を使用するルートに変更になった。
このルートは 1941年にナチ政権下で建設が開始され、戦後は1949年に工事が再開されたものであった。
1998年にグレートベルトリンクが完成してからは、貨物列車と夜行列車は160kmも遠回りしても、そちらを経由するようになり、フェリー航送での貨物、夜行列車はなくなり、「渡り鳥ルート」の輸送量は減ってきてはいるが、現在も、ハンブルク=コペンハーゲン間の最短ルートとして活躍している。
このルートにも橋梁の計画があり、2020年には完成予定である。完成の際には連絡船航送はなくなる予定である。