Kaohsiung
高雄港
南洋航路
プラットフォームは1番線のみが残され、蒸気機関車が展示されている。 2011年3月
大阪商船 でりい丸 1922建造の 2182トン、1927年から高雄―広東線に就航した。
1900年、台湾総督府鉄道縦貫線の打狗 - 台南間を開通によって、開業した。1908年には、基隆からの縦貫線の全線が開通し、その終着駅として賑わっていた。1920年、現地の読みに合わせて改称し、「高雄」となった。1940年には、新しい高雄駅が完成し、貨物専用の高雄港駅となった。2008年に駅廃止となり、2010年から「打狗鉄道故事館」として公開されている。
高雄港からは、天津、香港経由広東、爪哇(ジャワ)航路、比律賓(フィリピン)航路の定期船が寄港していた。爪哇、比律賓航路では、大阪商船の通しの切符で、内地−神戸・門司−基隆−高雄 を汽車汽船を乗り継いで旅行することもできた。
汽船の発着した岸壁には、高雄税関があり、日本時代の建物の改造であることはよくわかる。2011年4月撮影
日本時代の高雄税関
昭和11年 高雄駅付近地図