ミルウォーキーの市内電車

ミルウォーキーの路面電車は 1938年までミルウォーキー電軌電灯 (The Milwaukee Electric Railway & Light) によって運行され、ミルウォーキーを中心にインターアーバン路線を持っていた。しかし、1938年に電灯会社と交通会社が分離され、鉄道はミルウォーキー電軌交通 (The Milwaukee Electric Railway & Transport) になり、また、順次路線の縮小が始まり、右の路線図に示した数字が廃止の年である。最後に残ったのが、ミルウォーキー/ワウケシャ/ヒルクレスト･ループ間であった。この区間はスピードレール (Speedrail) と呼ばれ高速をイメージさせたが、結局1951年に全線廃止となってしまた。

ミルウォーキーの町には、かつての路面電車ターミナルビルが残されている。（写真上：1992年撮影、中：インターネットからかつてのターミナルビル）
1939年に廃止されたイーストトロイ (East Troy)線は、スーラインとの接続から先の末端区間が貨物線及び博物館路線として自治体によって維持され、今も観光電車が走っている。（写真右： 2000年撮影）