Frico

フリスコ鉄道（FRISCO, St.Louis - San Fransisco Railway)は、パシフィック鉄道(ミズーリパシフィック鉄道の前身）の南西支線(South West Branch) として、1853年にパシフィック(Pacific,MO) から建設が始まり、南北戦争後(1866年)に、サウスウエストパシフィック鉄道(Southwest Pacific Railroad) として分離された。1870年にスプリングフィルド(Springfield,MO)に到達、この年に、アトランティック・パシフィク鉄道(Atlantic & Pacific Railroad) と合併したが、1875年にはA&P鉄道の経営難のため、同社のミズーリ―州内の路線は、セントルイス・サンフランシスコ鉄道(St.Louis - San Francisco Railway) に分離された。1880年にウィチタ(Wichita,KS)、1882年にタルサ(Tulsa,OK), 1883年にセントルイス(St.Louis,MO) への路線の延長がなされた。一方、A&P鉄道をカリフォルニアに延長（1883年）させたサンタフェ鉄道(Atchioson, Topeka & Santa Fe Railroad)は、Frisco 鉄道をも 1890年、買収してしまった。しかしながら、拡大した路線網でのでサンタフェ鉄道の経営は苦しく、1896年、新生セントルイス・サンフランシスコ鉄道(St.Louis - San Francisco Railroad) が誕生、A&P鉄道のFRISCO鉄道オリジナルの路線を買い取って運営することとなり、残りのA&P鉄道はサンタフェ鉄道に売却された。