Southampton
サウサンプトン 大西洋航路の港
サウサンプトンからは、大西洋航路のニューヨーク行き、そして英仏連絡船の ルアーブル行き、などの多くの船が発着していた。
1833年には ロイヤル桟橋(Royal Pire)が開設され、1871年には鉄道引込み線が設置され、1917年には鉄道連絡船（Dieppe行き）が開設されている。
1840年から1850年にかけて、アウタードック(Outer Dock) と インナードック (Inner Dock) が開設され、ここでは主として穀物・木材・果物が扱われた。また、サザン鉄道(Southern Railway) の 英仏連絡船(Le Havre行き) が発着していた。
1890年にはエンプレス・ドックが開設され、主として郵便物とバナナが扱われていた。
1907年から寄航を開始した ホワイトスター会社は、1911年にホワイトスター・ドック (White Star Dock) を開設し、自社船だけでなく、キュナードやカナディアンパシフィック、ユナイテッド・ステーツ・ラインなども受け入れていた。1922年に オーシャン・ドック (Ocean Dock) と改称して、戦後の 1950年にはアールデコスタイルの船客ターミナルを建設して欧米間の玄関口にふさわしい姿となっていった。船客待合所は 1983年に取り壊されてしまった。
西に埋め立てが進んで開設された ウエスタン・ドック(Western Dock 101-108) は 1932年 に開設され、キュナードのモレタニア(Mauretania) がニューヨークを目指して出航していったのが最初の船となった。
オーシャンドックの船客待合所と汽船ユナイテッド・ステーツ（絵葉書)
サザン鉄道のポスター
汽船クインメリー（キュナード・ホワイトスター） と 汽船ノルマンディー（フレンチライン）（ポスター・絵葉書)
オーシャンドックの船客待合所 オリジナル （The Railway Magazine, Nov1991 付録より)
ウエスタンドック入り口（1998年12月)
ウエスタンドック入り口（絵葉書)
サウサンプトン港地図（1944年頃)
参考：
