サスニッツ
Sassnitz
1863年、アンゲミュンデからのシュトラルズンドに到達した ベルリン−シュッテッテン鉄道は1883年に、シュトラルズンド埠頭(Stralsund Hafen) - アルテファール(Altefähr)間を鉄道連絡船で結ぶルートで、リューゲン島(Rügen) への路線を開通させ、1891年には、サスニッツに路線を延長した。1897年には、サスニッツ埠頭 (Sassnitz Hafen) へ、27パーミルの急勾配で降りていく 2km の路線が建設され、連絡船との車両乗り入れが行われるようになった。地形の関係から、サスニッツ埠頭駅、サスニッツ駅のどちらの駅でも折り返し運転の形態であった。
1998年には、連絡船の発着が、サスニッツ・ムクラン(Sassnitz Mukran)の新しい埠頭に移り、2000年、サスニッツ埠頭駅も廃止された。ベルリン−マルメ間の直通旅客列車も、新しい埠頭経由で現在も運転されている。
サスニッツ駅 2011年8月2日撮影 場内・出発信号機は今も腕木式が使われている。
サスニッツ港駅の置き換えで1998年から使用が開始された。スェーデンのトレレボリとの間には寝台航送列車が設定されている。列車のプラットフォームには
Sassnitz Fahrhafen と書かれているが、ここでの乗降はできない。
サスニッツ・(ムクラン)フェリーターミナル駅
(Sassnitz Fahrhafen bahnhof) 2011年8月2日撮影
サスニッツ港駅 2011年8月2日撮影
1998年にフェリーが新しい港に移り、鉄道も2000年に廃止になった。ほとんどのレールははがされたが、可動橋や旧駅舎、旧ターミナル建物が残されている。