テムズ川に架かる最も混雑した橋であるロンドン橋、このそばにロンドン最初の駅は誕生した。1836年12月14日、ロンドン・アンド・グリニッジ(London
& Greenwich)鉄道のロンドン側始発駅として開業した。続いてロンドン・アンド・クロイドン鉄道、サウスイースタン鉄道、ロンドン・ブライトン・アンド・サウスコースト鉄道などがこの路線を借りてロンドンに乗り入れるようになった。1884年には、この借用料金があまりに高かったので、借り手側の鉄道は、近くにブリックレイヤーズ・アームズ駅を設けて対抗しようとしたが、ロンドン橋にはほど遠く、ロンドン市街地への便は悪かった。したがって程なく貨物専用駅となってしまった。グリニッジ鉄道はサウス・イースタン鉄道に、クロイドン鉄道はブライトン・サウスイースト鉄道に併合され、ロンドンブリッジは2社の共同駅となった。
サウス・イースタン鉄道はここより更に都心に入り込むためにチャリング・クロス駅への延長線を作り始め1864年に開通している。またで途中分岐して、シティー地区に作られたキャノン街駅への路線が1866年に開通している。