Paris Gare de Lyon

リヨン駅の完成は1852年、リヨン鉄道がパリ=トネール(Tonnerre)間で開業したした1849年の3年後であった。1900年の万国博覧会の時には大改築が行われ、現在の形になったのは、正面右の大時計搭の完成した1902年であった。
リヨン駅からは、パリ・リヨン・地中海(Paris, Lyon & Mediterranean)鉄道の列車が発着し、ディジョン、リヨンマルセーユなどの大都市、そしてコートダジュール、アルプスといった大型観光地に向かう人々が利用していたため、駅の装飾もまた利用する人々も華やかであった。

ヴァンセンヌ駅　(Gare des Vincennes)

リヨン駅へのPLM線と平行に高架線の上を走っていた鉄道がかつて有った。パリ郊外のヴァンセンヌまでを結ぶ鉄道で、パリの駅はバスチューユ広場に面して設けられ、ヴァンセンヌ駅と言われていた。現在もその高架線跡が残り遊歩道として使われている。
1999年5月