Bremerhaven ブレーマーハーフェン
北ドイツ・ロイド汽船の港
Lloydhalle
1897年建造
Columbus Bahnhof
1928年建造
Columbus Bahnhof
北側部分
1962年建造
南側部分
1952年建造
(上)Bremerhaven
アメリカ線の汽船と臨港特別列車 (絵葉書)
(中:1928年、下:1967年) コロンブス駅周辺の変化。(Bremerhavens Tor zur Welt, by Arno Hartog, 2008 より)
<Bremerhaven Columbus Bahnhof (2011年7月31日撮影)>
1962年に完成した北側部分がクルーズセンター駅として残っている。プラットフォームに面した線路は、かつての3本から1本に減らされ、2本分はバスの発着場になっている。
ブレーマーハフェン中央駅 (2011年7月31日撮影)
1925年ベデカーより
ブレーマーハフェン中央駅 (絵葉書)
北ドイツ・ロイド汽船
Lloydhalle
Geestmunde
HBF
ブレーマーハフェン(Bremerhaven) はブレーメン(Bremen) の外港で、1897年に 「ロイド・ホール(Lloydhalle) 駅」が建設されて以来、北ドイツ・ロイド(Nolddeutscher Lloyd)社の米国線の基点港として発展してきた。第一次大戦のあと、増加する米国との往来を捌くために岸壁設備の改良が行われ、1928年8月に陸海接続施設が完成して、「コロンブス駅(Columbusbahnhof)」と名づけられた。
1944年の爆撃で駅舎は破壊され、戦後の建て直しでは、1952年5月に南側部分、1962年11月に北側部分が完成した。南側部分はかつての「ロイドホール駅」の位置で、北側部分は現在も使用されている「コロンブス駅」である。南側部分は大西洋船客が著しく減少してきた1975年にに貨物ターミナルとなって、建物も壊されてしまった。残された北側部分は、「コロンブス・クルーズセンター」として現在も不定期ながらクルーズ船、連絡列車の発着がある。
ブレーメン(Bremen) とブレーマーハフェン(Bremerhavn) の間の鉄道は 1862年に開通し、最初の終点は Geestemünde で、現在の中央駅の手前を左に進んだところにあった。1896年には、クックスハーフェン(Cuxhaven) からの路線が開通し、この路線上に現在の中央駅が、1914年、Geestmünde-Bremerhaven) 駅として誕生し、折り返しの ギーストムンデ駅 の不便さを解消している。その後、市の合併により、1924年 Wesermünde-Bremerhaven、1947年 Bremerhaven Hauptbahnhof と改称されている。