クリブランド には各鉄道会社による5個の個別の駅が存在していた。1930年には、ユニオン・ターミナル駅が完成して、これら各鉄道会社の駅は統合された。しかし、これ以降も独自の駅を使用したのは
ペンシルバニア鉄道 唯一となった。
駅の構造は、52階だてのタワーと地下の鉄道トラックからなり、オフィススペースと、920室のホテル、中央郵便局が同居しており、当時も今も、タワーはクリブランドのランドマークになっている。
1972年には
アムトラック は湖岸の小さな駅に移り、ユニオン・ターミナル駅は ライトレールと地域鉄道の発着駅、そしてショッピング街として使用されている。
クリブランド ユニオン・ターミナル駅 1997年8月撮影
アムトラックが湖岸の小さな駅に移り、一部の地域鉄道とライトレールが乗り入れるだけで、長距離列車は使用していない。現在では、タワー・シティーと呼ばれるようになり、ショッピングセンター、オフィスとして利用されている。
下: 旧ユニオン・ターミナルは地下構造のため、完全電化され大きな架線柱が残っているが、使用しているのは一部の地域鉄道のみである。