フリスコ鉄道(FRISCO, St.Louis - San Fransisco Railway)は、パシフィック鉄道(ミズーリパシフィック(Mopac)鉄道の前身)の西南支線(South
West Branch) として、1853年にパシフィック(Pacific,MO) から建設が始まり、南北戦争後(1866年)に、サウスウエストパシフィック鉄道(Southwest
Pacific Railroad) として分離された。その経緯もあって、パシフィック - セントルイス間は、長くMopac鉄道の路線を使っていたが、1883年、別線を建設して独自のルートを走るようになった。途中にトンネルが掘られたメラメック・ハイランド
(Meramec Highland) 付近にはホテル・コテージなどリゾート施設が建設され、フリスコ鉄道駅が1895年に開業した。しかし、1912年のホテル営業廃止でリゾートの繁栄も終わりを迎え、1930年頃には、列車の発着もなくなった。また、単線だったトンネル区間は1922年には切通の複線新線に切り替えられている。