ディケーターでは、1855年のイリノイセントラル鉄道の開通の際、前年に開通していた グレートウェスタン鉄道との交差点に ユニオン駅が 設けられた。この駅舎は 1901年 まで使われ、そのあとは２つの鉄道会社が、別個に駅舎を建設し、交差点の南西の位置に２つの駅舎が直角に並ぶようになった。ワバシュ鉄道では、シカゴ- セントルイス間、カンザスシティー - デトロイト間の幹線が交差する地点にあり、最も重要な拠点のひとつであり、1971年まで旅客駅として使われたのち、塔の部分はなくなったものの建物は残っている。イリノイセントラル鉄道は 当初の本線であったが、後にシカゴへの支線のほうが繁盛するようになり、1951年の旅客列車の廃止とともに駅舎も取り壊され、1980年台に路線自体も廃線となってしまった。
Springfield / WAB
上左：絵葉書（西から見た角度） 上右：絵葉書（南から角度） 左：現在でも残るワバシュ鉄道駅（2000年訪問） 右：イリノイセントラル駅に停車する グリーンダイヤモンド用気動車、南端の荷物建物のみが残っている(Towns and Nature) 下：1915年地図(LofC)
