琿春
東満州鉄道
訓戎
←南陽
↓羅津
←図們
→
ウスリースク
昭和8年の図們豆満江国際鉄橋の開通と京図線・北鮮線経由での東京-新潟-羅津-新京のルートは日満連絡の大動脈となった。昭和10年、旧北鮮線の「訓戎」から豆満江国境を越え満州の「琿春」までの「琿春鉄路」が軽便鉄道を開通させ、昭和13年に「東満州鉄道」に譲渡ののち昭和14年標準軌に改築されたが、日本の敗戦と共にこの鉄道は分断廃止されてしまった。近年になって1996年「図琿線(図們-琿春)」が開業し、2000年には中露国境を越え、ロシアのハサン線(ハサン-ウスリースク)のマハリノからの貨物営業を開始した。ロシア極東での「ザルビノ港」の商港としての活性化する計画が進められている。
<鉄道ジャーナル 364(1997-2)、425(2002-3) 参照>
上: 琿春付近 5万分1地形図 1976年資料修正 高麗書房
左: 東満州鉄道 時刻表(昭和17年)
下: 訓戎-琿春-マハリノ 地図 25万分1
図琿線(グリーン)
東満州鉄道跡(ピンク)
訓戎
琿春
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