Warnemunde
ヴァルネミュンデ
<ヴァルネミュンデ駅>
1886年に、ロストク(Rostok)からの鉄道が開通し、デンマークのゲーザー(Gedser)との間の郵便定期船が就航をはじめた。1903年には新しい駅と水陸連絡設備が完成して、車両渡船の運航が開始された。ベルリン(Berlin) と ハンブルク(Hamburg) からの列車から、それぞれ切り離された直通客車が連絡船に積み込まれ、対岸のゲーザーで、連結されてコペンハーゲンまで直通する運転形態が始まった。
写真: ヴァルネミュンデ駅 1903建造 かつての連絡船桟橋に今でも線路が続いている。残っている可動橋は船内の3線分に対応したものであった。2009年8月撮影
時刻表: 上:1939年8月 トーマスクック ベルリン発とハンブルク発の列車が連絡船に積載され、ゲーザーから連結されてコペンハーゲンに行っていたことがわかる。 下:1965年2月 トーマスクック 夜行の「オストシー急行」と昼行の「ネプチューン」が見える。
ネプチューン用の新型気動車
1964年から運転が始まった。
世界の鉄道 ヨーロッパ3 1965 交友社
より転載
第二次世界大戦後は東ドイツとなり、ハンブルクからの直通列車はなくなったが、ベルリンからの夜行列車「オストシー急行(Odydrr Express)」 の運転が継続され、1964年には新型気動車を用いた昼行列車「ネプチューン(Neptune)」の運転が開始された。この航路は1995年に ロストク=ゲーザー間 のカーフェリーに置き換えられて、鉄道車両の直通はなくなった。