九州鉄道は、博多から始まり、千歳川(久留米の対岸)まで明治22年、24年までには門司−熊本、鳥栖−佐賀の区間を開業した。その後長崎線方面では、武雄・早岐・大村と進み、明治31(1897)年の諫早−長与間の開通で、長崎本線鳥栖−長崎(現浦上)間が全通した。佐世保の軍港に到達するのが優先させたため、現在の佐世保線経由のルートが先の開業となっている。肥前山口−諫早間の現在の長崎本線は昭和4年に着工され、昭和9年12月に全通した。長崎港へは昭和5(1930)年3月19日の開通である。
長崎港駅跡には、長くホームが残されいたが、現在はそれも無くなってしまった。