ナンパ Nampa
Oregon Short Line
1881年ユニオンパシフィックの子会社として設立されたオレゴンショートライン鉄道(Oregon Short Line Railroad)はオレゴントレイル(Oregon Trail)に沿って1883年開通した。アイダホ州を横断するこの鉄道はその州都であるボイシー(Boise,ID)を遠くはなれた所を通過するように敷設されてしまった。このため途中ナンパ(Nampa,ID)より支線が建設され、1887年初めてボイシーの街が鉄道で結ばれるようになった。
ナンパの停車場は1903年、現存の建物に建て替えられた。この建物は2代目で、初代の木造停車場を建て替えたものであった。ボイシーへの分岐駅として役目は1925年にボイシー新停車場と新本線の完成によって終了し、このとき同時にナンパの停車場も新しい建物に建て替えられた。2代目停車場は鉄道事務所として余生を送ることとなった。
3代目停車場は線路のちょうど反対に建てられていたが、1987年に解体されてしまった。現在、アムトラックのパイオニアーは4代目の小さなシェルター型の停車場に停車する。
パイオニアは1997年に廃止された。
上:ナンパ停車場外観(1995.8)
ナンパ停車場(1902の文字が見える。1995.8)
右:OSL路線図(1905時刻表) 右:UP路線図 (1961時刻表)