Promontory Point, UT
プロモントリー
最初の大陸横断鉄道の最後の犬釘
1830年代にアメリカ合衆国に鉄道が出来て以来、鉄道の路線延長は次第に伸び、1863年ついには大陸横断鉄道の建設が開始された。西はサクラメントを起点にセントラル・パシフィック鉄道が、東はオマハを起点にユニオンパシフィック鉄道が合流点を目指した。1868年半ば、両鉄道はユタ州に入り、なおも鉄道建設補助金を目当てに建設延長を稼ぐ競走をしていた。それは互いの並行する路盤を合計200マイル以上も建設する結果となった。
両鉄道会社は協議を行い、プロモントリー・サミットにて線路を締結することに決定した。1869年5月10日、最後の犬釘が打たれ、大陸横断鉄道は開通した。セントラル・パシフィック鉄道690マイル、ユニオン・パシフィック鉄道1086マイル、合計1776マイルの鉄道となった。
プロモントリーはユニオン・パシフィック鉄道とセントラル・パシフィック鉄道の乗換駅であったが、すぐにオグデン(Ogden)がその役目を取って代わった。1903年には大塩湖の上を行く直線的な新線開通によって、ローカル線に転じ、1942年には戦争のためレールが剥がされ転用されて、廃線となった。今は記念の場所にはレールが残され、両鉄道の機関車が向き合っている場面が再現されている。
：1992年訪問
右がセＣＰ線の路盤、左がＵＰ線の路盤。この区間はUPとして開通したが、後にオグデンにて連絡に変更され、頑丈に作られていたCPの路盤を使うようになった。
←左の築堤がＣＰ線の路盤、右に大きな木製橋を建設してがＵＰ線の路盤が平行していた。この区間はUPとして開通した。
セントラル・パシフィック鉄道は、1869年4月28日、1日で10マイルの路線を建設する記録をここで達成した。記念碑が当時のスタイルで復元されている。
写真：1992年
1870年 Official Guide
オグデンからセントラル・パシフィック鉄道となりプロモントリーを経由している。
