Pittsburgh, PA
ピッツバーグ
Wabash Station
ウォバッシュ Wabash Station 絵葉書
1904年に完成し、1955年に取り壊された。
Monongahela川にかかっていた ウォバッシュ鉄道橋
上: 絵葉書
中: トンネル側から川向こうのダウンタウンの望む現役当時の写真 (インターネットから)
下: 橋は取り外されたが、橋脚が残っている。ポータルにふたがされた ウォバッシュトンネルが見える。1997年8月撮影
ウォバッシュ鉄道は、工業都市ピッツバーグへの路線延長を切望していたが、既に開通していた ペンシルバニア鉄道、ボルチモア・オハイオ鉄道、ニューヨークセントラル鉄道(P&LE) の競合があるなか、経営困難が見込まれていた。それでも 1904年、トレド (Toledo,OH) から東へ ホィーリング・レイク エリー 鉄道 (Wheeling & Lake Erie RR) への乗り入れ権の獲得、その途中の ピッツバーグ・ジャンクション (Pittsburgh Jct.) から ピッツバーグ (Pittsburgh,PA) までの 60マイル の新路線、 ウォバッシュ・ピッツバーグ・ターミナル鉄道 (Wabash-Pittsburgh Terminal RR) を建設してピッツバーグ乗り入れを果たした。初列車は 1904年7月4日、1905年にはターミナル・ビル部分が完成した。しかし、1911年には会社が倒産し、ウォバッシュ鉄道はピッツバーグから撤退することになった。1917年には WPT は ピッツバーグ・ウェストバージニア鉄道 (Pittsburgh & West Verginia RR) に売却され、ターミナルはローカル列車の発着のみとなったが、それも長くは続かず、1931年にはこのターミナルへの列車の乗り入れは廃止され、1948年には鉄橋の撤去、ターミナルビルは 1955年 取り壊された。
鉄橋に続くトンネルは長く閉鎖されていたが、2004年に道路トンネルとして再利用がはじまった。