Youngstown, PA

ヤングスタウン　ボルティモア･オハイオ鉄道駅
Youngstown, B&O Station

ボルティモア・オハイオ鉄道は、シカゴ＝ワシントン・ニューヨーク間の主要列車を初めは、ホィーリング経由で運転していたが、本線のカンバーランド (Cumberland) から分岐するピッツバーグ (Pittsuburgh) 経由の路線が完成すると、多くの列車がピッツバーグを経由すようになった。ヤングスタウン (Youngstown) はそのピッツバーグ経由の新しい本線上にあり、製鉄の町として栄えたところであった。
1905年ボルティモア・オハイオ鉄道は、市内の通過を避けるように、マホーニング川に沿って線路付け替えを行った。その際に完成したのが現存の建物である。1971年に旅客列車が廃止され、貨物扱いの事務所として利用されてきたが、1990年代になって、アムトラックがブロードウェイ急行 (Broadway Limited) をヤングスタウン経由に改めたため、再び旅客扱いをするようになった。しかし、現在はそのブロードウェイ急行も廃止されたために、再び旅客駅としての機能はなくなってしまった。
ヤングスタウンには、このほかにも、ニューヨークセントラル鉄道、エリー鉄道、ペンシルバニア鉄道の駅舎があったが、エリー鉄道とペンシルバニア鉄道の 1950年代に建てかえられた駅舎が残っているだけである。