ATSF ElPaso

レイトン峠を越えて、ニューメキシコ州へ入ってきたサンタフェ鉄道は、ニューメキシコ・サザンパシフィック鉄道 (New Mexico & Southern Pacific RR) の名前で建設が進められ、1880年4月10日、アルバカーキ (Albuquerque,NM) に到達した。それから、リオグランデ川に沿って南へ建設が進められ、1880年10月には、サン・マーシャル (San Marcial, NM) までが開通した。ここからは、リオグランデ・メキシコ・パシフィック鉄道 (Rio Grande, Mexico & PacificRR) が、リンコン (Rincon,NM) を経由して、デミング (Deming,NM) までのオリジナルの本線を 1881年3月1日に開通させた。そこから、サザンパシフィック鉄道の路線を介して、2つの子会社、つまり、ベンソン(Benson,AZ) から、メキシコ国境のノガレス (Nogales,AZ) への　ニューメキシコ・アリゾナ鉄道 (New Mexico & Arizona RR) とメキシコ国内を通って、グアイマス (Guaymas) で太平洋に到るソノラ鉄道 (Sonora RY) を建設して、1882年のノガレスでの最後の犬釘 (Last Spike) をもって、サンタフェ鉄道は太平洋に到達した。リンコンから分かれるエルパソ (El Paso, TX) への路線は、1881年7月１日に開通している。後にエルパソへの路線が本線となった。