Tucumcari,NM

1901年にシカゴ方面から、ロックアイランド鉄道 (Chicago, Rock Island & Pacific RR) が、タカムカリに到達した。エルパソからは、エルパソ・ノースイースタン鉄道 (El Paso & Northeastern RR) が伸びてきて、1902年2月1日、最後の犬釘を打って、サンタローザ (Santa Rosa, NM) において、両鉄道は連結し、新しい大陸横断ルートが完成した。エルパソ・ノースイースタン鉄道は、1905年、アリゾナ・サウスウエスタン鉄道 (Arizona & Southwestern RR, El Paso - Douglas - Benson) とともに、経営者が変わり、エルパソ・サウスウエスタン鉄道 (El Paso & Southeastern RR) となり、1907年には両鉄道の接続点が、サンタローザからタカムカリに変更になっている。1912年には EP&SW の路線がツーソン (Tucson,AZ) に延長され、サザンパシフィック(SP)線を使わない距離が伸びたが、1924年には SP鉄道に吸収されている。

ゴールデンステート急行

1902年11月からは、「ゴールデンステート急行 (Golden State Limited)」が冬の季節列車として運転を開始し、1910年からは通年のの定期列車として、1968年まで走り続けた。西はロサンゼルス、サンタバーバラ、サンディエゴ、東はシカゴ、セントポール、セントルイス、メンフィス　を結ぶ多層建て列車であった。