エムポリア (Emporia,KS) と、カンザスシティー (Kansas City,M) との間には、トピーカ (Topeka,KS) 経由の従来線と オタワ短絡線 (Ottawa
Cutoff) と呼ばれる新線があった。オタワ短絡線は複線化されており、貨物列車と一部の旅客列車に利用され、州都トピーカを回る従来線は多くの旅客列車が利用していた。
エムポリアの最初の駅は木造2階建てであったが、1883年にライムストンの駅舎に建てかえられた。1926年には、手狭になったこの駅舎の線路側にレンガ製の建て増しを行い、現在の姿になった。サンタフェ鉄道は
1988年事務所をカンザスシティーに移して、この旧駅舎の売却を試みたが、今も空家のままである。
上: 1883年のオリジナル姿(絵葉書) 下: 1994年12月撮影
ニュートン (Newton,KS) は、コロラド経由の本線と、アマリロ (Amarillo,TX) 経由の ベレン短絡線 (Belen Cutoff) 、ガルベストン (Galveston,TX)
への分岐点であった。1899年に建設された駅舎は列車本数の増加により手狭となり、1930年にレンガ造りの駅舎に建てかえられた。駅舎は、道路と鉄道の交差部分の三角地にあり、独特の形をしている。現在もアムトラックが停車するが、建物は民間の所有となっている。
下左: USGS 1:24,000 1989年測量 下右: 1994年12月撮影