ウィチタ Wichita,KS
製粉業、石油業で栄えた工業都市で、ボーイング、セスナなどの航空産業でも有名である。1972年に鉄道が開通して以来、多くの鉄道会社がこの街に集まってきた。それぞれの鉄道会社は独自の駅を持っていたので多くの駅が存在したが、1914年、ロックアイランド鉄道(Chicago, Rock Island & Pacific RR)、サンタフェ鉄道 (Atchison, Topeka & Santa Fe RR)、フリスコ鉄道 (Frisco - St.Louis & San Francisco RR)、カンザスシティー・メキシコ・オリエント鉄道 (Kansas City, Mexico & Orient RR) が共同して ユニオン駅を建設した。ミズーリパシフィック鉄道は独自の駅を使い続けて、ユニオン駅には参画しなかった。
鉄道線路は高架線になり、駅舎の中には 待合室の他、大きなレストランが備わっていた。1940年には残念ながらレストランが休業し、1960年代には、駅舎のリモデリングが行われた。現在は、貨物列車だけが高架線上を走って行く。
ユニオン駅
1994年12月撮影
絵葉書(右上から)
ミズーリパシフィック駅
フリスコ駅
サンタフェ駅
ロックアイランド駅
左下:ロックアイランド鉄道旧駅舎(1887年建造) 1994年12月撮影