アレクサンドリア ユニオン駅
アレクサンドリアのユニオン駅は ワシントン・サザン鉄道 (Washington Southern Railway) が 1905年に建設したものである。1901年までは ペンシルバニア鉄道系列の フィラデルフィア・ウィルミントン・ボルチモア鉄道にリースされていた同鉄道は、1920年に リッチモンド・フレデリックスアーグ鉄道 (Richmond, Fredericksburg & Potmac Railroad) に吸収されていく。この駅では、チェサピーク・オハイオ鉄道とサザン鉄道も利用し、ワシントンＤＣへの最終アプローチであった。
ワシントン＝リッチモンド間の鉄道
リッチモンド・フレデリクスバーグ・ポトマック鉄道 (Richmond, Fredericksburg and Potomac Railroad) は、リッチモンドから建設され、1836年に ハゼルラン(Hazel Run)、1837年1月23日に フレデリクスバーグ (Fredericksburg)、1842年9月30日 アクイア・クリーク (Aquia Creek) でポトマック川に到達した。1852年9月30日には途中の ブルック (Brooke) から北へ分岐してポトマック川との新たな連絡地点 カンティコ (Quantico) への路線が開通し アクイア・クリークへの路線は支線となった。
また、ワシントンDCから南へは、アレクサンドリア・ワシントン鉄道 (Alexandria and Washington Railroad) が 1855年12月 B&O鉄道駅から ロングブリッジ (Long Bridge)北端 までの区間を完成させ、ロングブリッジ南端からアレクサンドリアまでの区間を 1856年11月25日に開通させた。沿線反対のために連絡バス接続であった ロングブリッジ区間は1873年になって ボルチモア・ポトマック鉄道が、ロングブリッジを使用した支線をアレクサンドリア側まで延長したことによりレール連絡が出来上がった。
アレクサンドリアから南へは、アレクサンドリア・フレデリクスバーグ鉄道 (Alexandria and Fredericksburg Railway) が 1872年7月2日に アレクサンドリア＝カンティコ(Quantico) 間で開通し、ここで、リッチモンド・フレデリクスバーグ・ポトマック鉄道との連絡のための別の鉄道会社、1872年5月1日に開通した ポトマック鉄道 (Potomac Railroad) のわずか 1.7mile の路線を使って、両鉄道は接続された。。 1890年3月31日、A&W と A&F が合併して ワシントン・サザン鉄道 (Washington Southern Railway) になり、ペンシルバニア鉄道傘下の ボルチモア・ポトマック鉄道により運営された。1920年には短距離のポトマック鉄道も含めたワシントン・サザン鉄道は、リッチモンド・フレデリクスバーグ・ポトマック鉄道に吸収合併された。
アレクサンドリア ユニオン駅
1997年8月撮影
