Arlberg Tunnel
アールベルク トンネル
アールベルク鉄道は、インスブルック(Innsbruck)−ランデック(Landeck) 間が1883年に開通、1884年9月、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の臨席のもと、アールベルク・トンネルの開通式が行われ、インスブルック−ブルーデンツ(Bludenz)間の全線が開通した。
アールベルクトンネルの開通時の長さは 10,250m であったが、2001年、サンクト・アントンで開催されたアルペンスキー選手権での地域開発のために、線路が移設され、トンネルは10,648m に伸びた。サンクトアントン駅も移設のうえ近代的な駅になり、そのそばには、トンネルの旧東口に掲げられていた”フランツ・ヨーゼフT”と刻まれた扁額がモニュメント的に保存されている。旧駅舎はホテルの一部として利用されてており、旧駅付近の線路あとは、遊歩道や公園に整備されている。
St.Anton 1:50,000 1973年発行
サンクト・アントン 2012年8月
2001年に線路移設で不要となった旧駅舎はホテルの一部となり、線路あとは遊歩道となっている。
移設後の近代的なサンクト・アントン駅とそのそばに保存されている、トンネル旧東口の扁額。
かつての東口のそばには、トンネル開通の記念碑も残されている。