Baikal

西から伸びてきた中部シベリア鉄道は、1898年イルクーツクまでの路線が開業している。そこからバイカル湖に面した港までは、アンガラ川左岸に沿って遡る支線が1899年に開通してバイカル駅 (Baikal)が開業した。1900年、バイカル湖の連絡線を介して、東へスレチェンスクまで、ザバイカル鉄道の路線が開業している。
1903年には東清鉄道経由でシベリア鉄道の全通となるが、ここバイカル - ミソバヤ間は連絡船での接続であった。1904年９月18日にバイカル湖岸鉄道の開通、1905年10月16日からはバイカル湖岸鉄道での通常運転がはじまって、連絡船接続は廃止された。1949年、スリュジャンカ - イルクーツク間の山回り新線の開通で本線を退き、1958年のバイカル湖のダム建設で、バイカル - イルクーツク間の水没により、スリュジャンカからの盲腸線の終点駅となってしまった。