この地を東西に走るビッグフォー鉄道(Cleveland, Cincinnatti, Chicago & St.Louis RY)の前身、インディアナポリス・クラウフォルドビル・ダンビル鉄道(Indianapolis, Crawfordsville & Danville Railroad)が、南東方面からダンビルに到達、1856年に開通していた トレド・ワバシュ・ウエスタン鉄道(Toledo, Wabash & Western Railroad)と交差した先は ダンビル・アーバナ・ブルーミントン・ペキン鉄道(Danville, Urbana, Bloomington and Pekin RR)がさらに西に路線を進め、1869年、会社名を インディアナポリス・ブルーミントン・ウェスタン鉄道(Indianapolis, Bloomington and Western RY) と改称して開業した。その後、ペオリア・イースタン鉄道(Peoria & Eastern RR)を経て、1890年、ビッグフォー鉄道に編入された。
ダンビルから南へ向かう、パリ・ダンビル鉄道(Paris & Danville Railroad)と ケアロ・ビンセンス鉄道(Cairo & Vincennes Railroad) がつながって1872年ケアロへの路線が開通、この路線は1889年までにビッグフォー鉄道の路線網に加わった。列車の始発駅はダンビル・ジャンクション駅、ワバシュ鉄道のダンビル駅を経由して、チルトン・ジャンクション(Tilton Junction)から自社路線に入るものであった。チルトン・ジャンクションから、ダンビル(Big4)駅までの自社路線は1905年に開通している。1906年には、インディアナ・ハバー鉄道(Indiana Habor Railroad) が イリノイ・インディアナ・アイオワ鉄道(Illinois, Indiana & Iowa Railroad)と合併して、シカゴ・インディアナ・サザン鉄道(Chicago, Indiana & Southern RR)となり、インディアナ・ハーバー(Indiana Harbor, （現イースト・シカゴ)) と ダンビルを結ぶ鉄道が ダンビル(Big4)駅に接続され、ニューヨーク・セントラル鉄道系のエジプト線(Egyptian Line)が完成した。（1914年、ニューヨークセントラル鉄道に吸収合併）
ダンビルの駅、最初は ギルバート街(Gilbert Street)に設けられ、TW&W鉄道との交点にもダンビル・ジャンクション(Danville Junction)が設けられた。1895年にはバーミリオン街(Vermilion Street)に駅が移された。
左：ダンビル(Big4)駅 バーミリオン街
右：ダンビル・ジャンクション駅(The History and Romance of Danville Junction, by Cary Clive Burford, 1942)
ビッグフォー鉄道では ペオリア・イースタン線の列車がビッグフォー駅、ケアロ線の列車がワバシュ駅を用いていた。ダンビルジャンクション駅には両方が停まっていた。（1901年時刻表から）
Cairo
