シカゴ Chicago,IL
セントラル駅
Central station
最初のセントラル駅(Great Central Station) は、ランドルフ街の北、南ウォーター街(South Water Street)に設けられた。1853年に木造も小さなものから始まり、1856年に永久構造の駅舎が完成した。当時の北米合衆国で最大の駅として営業をはじめたが、1871年のシカゴ大火災では辛うじて焼け残ったものの、40本のIC長距離列車、100本のIC近郊列車、24本のMC(Michigan Central Railroad)の列車、4本のカンカキー鉄道(Kankakee Route)のシンシナティー(Cincinnati,OH)行きの列車を発車させていたのでとても混雑した状態であった。1893年には位置を南に移して、12番街(12th Street) と ルーズベルト路(Roosevelt Road) の付け根のレイクフロントに新しいセントラル駅を完成させた。シカゴでは唯一通過型の配線構造を持つ駅であった。イリノイ・セントラル鉄道(Illinois Central Railroad)の長距離列車の始発駅として、また近郊列車はセントラル駅を途中駅として、ランドルフ街駅(Randdolph street station)を始発駅としていた。現在でも、ランドルフ街駅はMetra の運転による近郊列車(IC線、サウスベンド線)の始発駅となっている。
セントラル停車場
1893年の建築 絵葉書
BigFour
IL Cent
右:ランドルフ街停車場 地上ホームから発着する、サウスベンド線と、地下から発着するIC線 1997年