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グレートノーザン鉄道のバンクーバー線
GN line to Vancouver
北米大陸
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バンクーバーへのルート
シアトルからバンクーバーへはグレートノーザン鉄道の海岸沿いのルートとノーザンパシフィック鉄道の内陸ルート、それにカナディアンパシフィック鉄道のヴィクトリア経由の連絡船があった。最捷路はグレートノーザン鉄道で、海岸沿いの漁業の街をよく繋いで運転していた。もちろんアムトラック前夜まで自社の旅客列車インターナショナルを運転した。アムトラックは1972年一度はパシフィックインターナショナルとしてこのルートを復活したが、1981年列車を廃止して、連絡バスの運転に切り替えた。1996年にはタルゴ型客車を導入して、マウントベーカーインターナショナルとして、シアトル−バンクーバー間の運転を再び再開した。

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<グレートノーザン鉄道>
シアトル−バンクーバー間の路線の生い立ちは、3つの独立した鉄道会社からなり、その3社はシアトルモンタナ鉄道(Seattle & Montana Railway)・フェアーヘブン南部鉄道(Fairhaven & Southern Railroad)・ニューウエストミンスター南部鉄道(New Westminster & Southern Railway)であった。
フェアーヘブンは今のベリンガム(Bellingham)で、NW&Sは、ここからフェーンデール(Ferndale)まで1890年に開通させた。NW&Sと連絡し、共にグレートノーザン鉄道の株式傘下に入った F&SRは、1891年10月12日エべレットの北方でラストスパイクを打って、S&MRと線路を繋げるに至った。1891年11月28日にはカナダでフレイザー川(Fraser River) 南岸のブラウンスビル(Brownsville)まで達し、ここから連絡船で最初の目的地ニューウエストミンスターに達したのであった。1882年には東からのグレートノーザン鉄道がエベレットにやってきて、この路線を使ってシアトルへ入ることになる。
1904年にフレイザー川有料橋が完成して、NW&Sは、これを利用してバンクーバーに乗り入れるようになった。1909年には米加国境からフレイザー川南岸までの海岸経由の路線が開通して、NW&Sが開通させたオリジナルのコロバデール(Coloverdale)経由の勾配線を取って変わって、後の本線となった。今はオリジナルの経路は廃止されている。1912年、カナディアン・ノーザン鉄道がバンクーバーに乗り入れる際には、この配線後の一部が使われている。
NP line to Vancouver
Bellingham
Bellingham
1995年8月
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