フェアヘブン南部鉄道(Fairhaven & Southern Railroad)は、1889年、フェアヘブンから南に向かって路線の建設を開始し、バーリントン(Burlington, WA)において1891年、シアトル・モンタナ鉄道と連結した。そして、北への延長では、ブレイン（Blaine, WA)にて、ニューウェストミンスター南部鉄道(New Westminster & Southern Railroad)と連結し、1891年にはニューウェストミンスター(New Westminster, BC) のフレイザー川の対岸、ブラウンスビル(Brownsville, BC)に到達した。
フェアヘブン(ベリンガム南）から海岸線を通るチュンカナット捷路(Chunkanut Cut-off)は1903年に完成し、かつての山越えのルートは廃線になった。この旧線敷を利用して、1912年、太平洋北西交通(Pacific Northewst Traction)がインターアーバン電鉄線を開通させ、ベリンガム - マウント・バーロン間を結んでいたが、1930年には廃線となってしまった。その山越え部分の廃線跡がインターアーバン・トレイル(Interurban Trail)として歩行者に開放されている。
ベリンガム駅 Bellingham depot
グレートノーザン鉄道がNew-Whatcom を通って開通したのが、1890年。その後、埋め立て地に線路を移設した1902年、最初の駅が作られた。さらに1927年に建て替えられたのが現存の駅舎（上）である。しかし現在はアムトラックは、フェアヘブンに新しい駅（下）を作って、そちらにだけ停車する。 （1995年訪問）
