スポケーン Spokane
内陸帝国線 と
コーダレーン連絡
＜スポーケン内陸帝国電軌 Spokane & Inland Empire Electric Interurban
スポケーン内陸帝国電軌はスポケーンから、州境を超えてアイダホ州立大学の所在地のモスコー(Moscow,ID)ヘそして、鉛・銀の鉱山の町であり、美しい自然の行楽地コーダレーン(Coeurd'Alene)への電車路線であった。支線上のロザリア(Rosalia,WA)では、ミルウォーキー鉄道の旧本線と交差していた。スポーケンには1906年建造の自前のターミナルを有し、多くの電車を出発させていたが、1927年に親会社であるグレートノーザン駅にターミナルが変更された。旧駅は Main & Lincoln にあった。
上左：内陸帝国線のターミナル駅、上右：時刻表（1910年） 下左：路線図 下右： SC&P の電車(The Great Northern Railway,WOOD)
ノーザンパシフィック鉄道もコーダレーンに鉄道を持っていた。しかし、ミズーラ方面からの鉄道は湖で分断され、連絡船での連絡であった。
左：コーダレーン線時刻表(1910年)上：ＮＰコーダレーン線の絵葉書
＜スポケーン・コーダレン・パロース Spokane Coeurd'Alene & Palouse＞
1927年、内陸帝国電気はスポケーン東部鉄道(Spokane &Eastern Railway)とともに合併して、スポケーン･コーダレン・パロースとなりグレートノーザンの傘下に組み込まれた。旅客営業は1939年までには廃止され、電化設備も放棄されて1941年からはディーゼルに変わった。
(The Great Northern Railway, Wood)
