Philadelphia, PA
フィラデルフィア
30番街駅
30番街駅(中央駅) 1933年建築
30th Street Station
フィラデルフィアは、ペンシルバニア鉄道の路線網で中心的な位置を占め、最重要駅であった。この町の中央駅は1881年に建設され、1883年に拡張された ブロード街駅であって、市街中央部に入り込んだ終端式の構造であった。1920年代になると、フィラデルフィアを経由する列車のほとんどが、途中駅として停車する形となり、列車速達時代に入ってから この終端式の中央駅に出入りするための片道4分間は、列車時刻設定上の課題となっていた。この課題に取り組む、フィラデルフィア改善計画では、1930年の通勤通学列車用の サバーバン駅 が完成、さらに 1933年には長距離列車用の中央駅としての 30番街駅 が完成した。位置は スクールキル川 (Schuylkill River) の岸、ブロード街駅への線路が分岐する地点で、長距離列車が直通できる通過型の構造となっていた。
上:30番街駅の外観と内部 1997年撮影
下 USGS地図 1994年測量
30th Street Station