Milwaukee Road in Twin Cities

1864年9月4日、ミネアポリスから南へ向かい、ノースフィールド (Northfield, MN) までの路線がミネソタセントラル鉄道(Minnesota Central Railway) によって開業したのを皮切りに、ミルウォーキー、シカゴに向けて路線が延長され、1867年10月には、プレーリー・ドゥ・シン (Prairie Du Chien, WI)　を経由する東からの路線とミネソタ州オースティン付近で合流し、セントポールとシカゴを結ぶ最初のルートとなった。また、南からメンドタ(Mendota, MN)経由でセントポールを目指すミネソタバリー鉄道(Minnesota Valley Railroad、のちにオマハ・ロードになる）の建設にあわせて、メンドタ - セントポール間への乗りれが1866年6月1日に開始されている。それまで、ミネソタセントラル鉄道は馬蹄形カーブで南に進路を変えていたが、このセントポール乗り入れを機に、ミネアポリスからの路線はメンドタ駅でスイッチバックして南に向かう線形になった。セントポールの終点は、ミシシッピ川南岸、ウエスト・セントポール(West St.Paul)におかれ、対岸のセントポールへは連絡船で結ばれていた。橋が完成したのは1877年の木製橋、1915年には鉄橋に架け替えられている。
セントポール - シカゴ間のミルウォーキー・ロードの本線になるラクロス(La Cross, WI) 経由の路線が 1872年に開通、セントポール -　ミネアポリス間の新短絡線（Short Line)が 1880年に開通すると、この路線の重要性は減って、ミネアポリス‐メンドタ間は1964年に廃止された。