Moscow Leningradsky Station
モスクワ レニングラード駅
Ленинградский вокзал
左上:絵葉書 1900年頃、Wikimedia Commons より
写真:2015年8月撮影
地図:世界地理風俗大系(昭和5年)より
時刻表 1935年(ドイツ時刻表より)
St.Peterburg
サンクト・ぺテルブルブ方面への列車が発着する。1851年モスクワ・ペテルブルク間の鉄道が全通したが、それに先立ち、1849年に開業した。
開業当初は、ペテルブルグ駅とよばれ、1855年にはニコライエフスキー駅(Николаевский
вокзал)、1923年には10月駅(オクチャブリスキー駅、Oktyabrsky Station,Октябрьский вокзал)、レニングラード駅(Ленинградский
вокзал)に変わってきた。
ロシアで最初のの鉄道、ツァールスコエ・セロー鉄道が、サンクトぺテルブルグとツァールスコエ・セロー間23粁で1837年に開通した。首都ペテルブルグと、離宮や別荘の町を結ぶこの鉄道が証明した冬の厳冬期での鉄道輸送の信頼性が、当時の皇帝ニコライT世を動かし、1842年ペテルブルグ・モスクワ鉄道の建設が決定された。二つの街を可能な限り直線で結ぶこの鉄道は、延長644粁、のちのロシア鉄道の標準となる5フィートゲージで建設され、1851年に全線開通し、21時間45分で両都市を結んだ。ニコライ鉄道、革命後は十月鉄道と名前を変え、現在もロシアの主要幹線として使われ、特急列車が8時間で結んでいるほか、高速列車は4時間に結ぶようになった。また、ヘルシンキへの国際列車も発着している。